学びの生活|中村公平のブログ
劇団レトロノート代表ナカムラコウヘイの日々思うこと。

#1474『夫婦台風、BTTB』

 

はぶ談戯vol.19.5『あ・らかると〜春のアラカルト』無事に終演しました。ご来場、ご声援、誠にありがとうございました。

 

はぶ談戯には13年ぶりに出演させていただきました。13年って。。。歳とるわけだ笑

でも、お互い厳しい世界の中を続け、くぐり抜けてきたからこそ実現したわけで。そういう意味では非常に嬉しかったし、有難かったです。

 

そして、面白い俳優さんにも新たにたくさん出会えて、まだまだ俺の世界は狭いなぁと思いました。もっともっと広げていかないと。

 

 

僕の出演させていただいた短編は「夫婦台風」。はぶ談戯の女優、長谷椿さんとの二人芝居。30分間、2人で喋り続ける、まさに台風のような夫婦喧嘩のお話。

 

なぜ、僕がこの夫に起用されたのかは未だに謎ですが、やりがいは非常にありました。でも、客演が久しぶりすぎて、俳優としての引き出しが錆び付いて開かない開かない(笑)

 

こんなにも自分の心と身体が不自由になっていると思いませんでした。演出家に言われたことは理解している(つもり)なんですが、まったく表現が追いつかない。セリフも覚えられない。・・・正直、自分自身に愕然としました。

 

常日頃からみんなに言っていますが、俳優は「1日休むと3日分、鈍る」。自分の身をもって痛感しました。これ、やっぱり本当です。僕は役者として休みすぎたので、鈍るどころの騒ぎじゃなかったですが、俳優はやっぱり心と身体を常に動かし続けないとダメですね。

 

これは絶対年齢のせいじゃない。歳を重ねていてもいい役者はいい役者だもん。

というわけで、日頃の鍛錬をもっとする!という基本的なところに立ち返る公演となりました。

 

ご来場くださったみなさま、ご声援くださったみなさま、このような機会を与えてくださったはぶ談戯のみなさまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

 

さ、鍛錬しつつ、次のステージへ。

 

Back To The Basic. だな。

 

 

写真は、観劇に来てくれた作家・益永あずみさんと劇団ハーベストのリーダー・加藤梨里香さん。

ありがとございましたー。

【2017.04.10 Monday 08:59】 author : レトロナカムラ
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#1473『杜町とかペッパージャムとか』

 

続きまして、劇団ハーベスト『杜町ペッパージャム』について。

これはですね、長くなると思いますので、副題で仕切りながらお届けします。

長いので、読まなくてもいいです(笑)

 

まず、全ステージ満員御礼でした!大変窮屈なお席でお客さまにはしんどい環境だったと思います。それにも関わらず終演後に「楽しかった!」とたくさんお声をかけていただきまして、もう感謝しかありません。本当にありがとうございました!

 

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◆プロデューサー広瀬咲楽

 

location-0432.jpg毎度のことですが、劇団ハーベストは本当に笑っちゃうくらい大変なんです(笑)今回ももちろん(^_^;)

今回も劇団員がプロデューサーを務めました。第4弾です。山本萌花→松永ミチル→高橋紗良に続き、今回は宮城県仙台市出身・広瀬咲楽がプロデューサーを務めました。もともと彼女は普段そこまで皆にものを申すタイプではないのですが、プロデューサーということで皆への声かけをはじめ、今までの広瀬咲楽とは違う顔をいくつも登場させていました。頑張りました(^ ^)

 

そうです、杜町の「杜」は杜の都・仙台の「杜」。タイトルからして広瀬色です(^ ^)

広瀬は俳優だけでなくシンガーソングライターとしても活動しています。劇団公演では劇中歌やテーマ曲を作っています。今作では最多の7曲を創りました。

 

そんな広瀬がプロデューサーなわけですから、今回のテーマは「演劇×音楽」。広瀬から「芝居と音楽を融合したい」というオーダーをもらいまして、作家の益永さんと何度も打ち合わせをして、吐きそうな日々を繰り返しながら(笑)、たどり着いたのが今作です。

 

 

◆LIVE×LIVEの模索〜MonsterGirlから〜

 

演劇と音楽の融合といえば「ミュージカル」があるわけですが、もともとあるジャンルをやっても意味がないわけで、かなり頭を捻りました。で、思いついたのが「LIVEを聴きに来たのか、演劇を観に来たのかわからなくなっちゃうような芝居」。生演奏というのもプロデューサーの希望でありましたので、演劇とライブの同時LIVE感が如何に出せるかが問題でした。

 

昨年、南青山MANDALAで「MonsterGirl」というSMA主催のライブイベントの演出をやったのですが、そこの更なる進化系というか発展系を模索しました。

 

昨年末の特別公演『ジェラシックパーク』もこの本公演へのステップとなりました。あの時は生演奏ではなく、いちアーティストの楽曲のみで構成してみるという試みをしました。これも「MonsterGirl」の発展系として模索した作品でした。ちょっとプロデューサー無視になっちゃったけど、結果的に高橋Pも喜んでいたので良しとします(笑)

 

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曲が作れる、しかもとてもいい曲の作れる広瀬咲楽というアーティストがいる劇団なんだから、もっと音楽を有効活用しなくては!というのが僕の中にずーっとありまして、「杜町ペッパージャム」でようやく少し思い描いている形が見えてきたかなという感じです。「MonsterGirl」→「ジェラシックパーク」→「杜町ペッパージャム」と益永あずみさんとタッグを組み続けられたのも、この新しい形を模索するのにとても有難かったです。益永さんもたくさんワガママきいてくれるから(^o^)/

 

当初、広瀬自身が「プロデューサーと音楽のみで参加するのもアリだと思っています」と言っていたんです。が、広瀬にもキチンと配役もあり芝居に参加する予定だったんです。がが、本格稽古に入る直前に『やっぱり広瀬は音楽隊のみ!』とひっくり返しました。結果、とてもバランスの良い状態になったので、良しとします(^ ^)広瀬のお芝居が観たかった方にはこの場でお詫び申し上げます(>_<)

 

益永さんの刺さる脚本と広瀬の素敵な楽曲があいまって、とても上質な「LIVE×LIVE」になったと思います。

 

 

◆スペシャルなゲストアーティスト

 

そして、この上質な「LIVE×LIVE」を実現させてくれた大きな要因はスペシャルなゲストアーティストのみなさま。

今回は俳優としてフル稼働してくださったMayuさん。劇中でも何曲も歌っていただきました。そして、パセリップス(架空バンド)のメンバーとして出演くださった蜜・橋詰遼さん、劇団レトロノート・岩崎健一郎。

 

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岩崎健一郎はこれまで6年間、劇団ハーベストのすべての楽曲のアレンジを担当してきまして、ついにお客さまの前に姿を現しました(笑)レトロでも舞台には登場していないのに!広瀬が楽曲を作る前の公演はテーマ曲なども岩崎が作っていたんですよ。まさにハーベストの影の立役者。おそらく200曲近い楽曲をこれまでハーベストに提供しております。

 

そして、蜜の橋詰遼さん。恐ろしいほどの美ボイス。作家の益永氏は一発でノックアウトされました(笑)橋詰さんの声で歌われる広瀬の曲の美しいこと!中日のアフターライブで披露された「東京」は僕が蜜の曲の中でもっとも好きな曲で、本当に感動しました。蜜は活動休止中ですが、ソロライブもありますので、ぜひライブハウスへ。

 

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で、Mayuさん。今回終演後にお客さまにもっとも聞かれた質問→『Mayuさんはもともと俳優さんなんですか?』。

違うのです、元々シンガーソングライターです。しかも舞台2本目です。それでも、メインの役に配役しちゃう自分と広瀬の勇気にも乾杯!でも、期待を大きく上回る俳優っぷりを発揮してくれたMayuさんを尊敬せずにはいられません。劇中での歌もとても素敵でした。Mayuちゃんは歌っている時の「目」がいいです、グッと言葉や想いを伝えようとする目が。それがキチンと演技にも反映されていたのです。だから、お客さまの心を動かすことが出来たのだと思います。

 

個人的にはMayuさんの歌を広瀬が歌い、広瀬の歌をMayuさんや橋詰さんが歌う。このコラボ感がたまりませんでした!

 

 

◆舞台とスタッフ陣の底力

 

今回公演を行ったアトリエファンファーレ東新宿。ここは、先月「山田ジャパン」がこけら落としを行った新しい劇場です。新しいが故にまだ色々と模索中の劇場でもあるのです。

 

今回の「芝居と音楽」という構成と、「奥行きはないけれど間口の広いステージ」を何とか濃密な空間にしたくて、変わった使い方をしてしまいました。新しい劇場なんだから、普通に使えよって感じですけど・・・(笑)

今後、アトリエファンファーレ東新宿に行く機会がありましたら、通常はこんな造りなんだとわかっていただけると思います。今回は美術プランナーがいなかったので、演出家として総合的に舞台を検討してああいった形になりました。多少観づらいお席もあったかと思います。申し訳ありませんでした。

 

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さて、僕が演出するときにいつも付いて下さるスタッフ陣にも今回は苦労をおかけしました。照明さんにも音響さんにも。

音響(岡村さん)なんて、ほぼ生演奏のPAで、芝居の音響らしい仕事がほぼ皆無というとんでもない事になりました。音響素材として出してもらったのは、カウベルと携帯の着信音のみ。あとは全て生演奏でしたから。しかも変形で客席を組んでしまったものだから、音のバランスを組むのに相当苦労されていました。もうしわけないっ!

 

あとは、お気付きの方がどのくらいいたかわかりませんが、岩崎君の弾いていたアップライトピアノ。あれは、本物のピアノではありません。美術協力で入ってくれた仁平祐也さんが作ってくれたダミーのピアノ。中にはシンセサイザーが仕込んでありました。

8年前に劇団レトロノートの舞台で一度登場したことのあるダミーピアノ、「当時のまだある?」と仁平くんに聞いたところ、リメイクして提供してくれました。本当に素晴らしい出来です。その他、カウンターやレンガの柱など、協力の範疇を大いに越えたお力添えをいただきました。

 

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もちろん、制作のSMAの皆さまにも大変尽力いただきまして、色々とやらせていただきました。久しぶりにこんなに長く公演後期を書いたのも、自分的に何か新しいスタートが切れるような気がしているからかもしれません。

 

劇団ハーベストも6年目に突入しましたが、まだまだ発展途上の劇団です。でも、発展途上だからこそ出来るチャレンジがあると思うので、そこを彼女たちなりに模索していくのではないかと思います。

歌ったり踊ったりが専門外な若い女子たちの劇団って、なかなかないと思うので、より本格的に演技のクオリティを上げていけるように切磋琢磨できればと思いますので、今後とも劇団ハーベストへのご声援をお願いいたします。

 

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というわけで、とりあえず、まとめ終わり!

【2017.04.03 Monday 20:40】 author : レトロナカムラ
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#1472『絢爛とか爛漫とかとかとか…』

劇団スーパーエキセントリックシアター『絢爛とか爛漫とか〜モダンガール版〜』が終演してすぐに劇団ハーベスト『杜町ペッパージャム』の打ち合わせ・稽古に入ったものですから、全くもってブログを書けずでした。。。

 

両公演とも、たくさんのご来場、ご声援、誠にありがとうございました!

 

2017年の年を明けてから、ここまで一瞬でした。

細かい事をほとんど覚えていないくらいあっという間の丸3ヶ月でした笑

覚えているだけ書いておかないと、自分の記憶としても記録としてもマズイので書きます。

 

 

まずは劇団スーパーエキセントリックシアター『絢爛とか爛漫とか〜モダンガール版〜』について。

 

年明けてすぐにSETの稽古が始まりまして、約1ヶ月半の稽古でした。

SETでは今回のような、特に若手女優がメインに入る公演というのがあまりないそうで、出演者の6名はとても気合いが入っていました。新人とはいえ、大きな老舗劇団を支えている若手です。それはそれはみんなやる気にあふれていて、一緒に稽古をしていてとても気持ちが良かったです。

 

「熱」とか「エネルギー」という言葉がぴったりくる彼女たちは、とにかく稽古に貪欲で、日々の稽古を思い切り楽しんでいました。『稽古が楽しくて楽しくて仕方ない!』っていうのがひしひしと伝わってきました。

 

飯島早苗さんの名作「絢爛とか爛漫とか〜モダンガール版〜」は戯曲そのものがとても面白い作品です。ただ、演じる方はたった4人で2時間強話し続ける膨大なセリフ量と、(昭和初期の物語なので)所作や言葉遣いの難しさなど、新人公演にしてはかなりハードルの高い作品でした。

本自体が面白いのに、それがつまらなかったら、それこそ僕の責任です(~_~;)なんだかんだと必死でした。が、彼女たちの稽古時間外での努力も相まって、ダブルキャストで稽古時間も限られてはいましたが、お客様にもとても楽しんでいただけたようですので、ひとまずホッとしています。飯島早苗さんにもご来場いただき、本当に嬉しかったです。

 

新しい出逢いと素晴らしい機会をくださったスーパーエキセントリックシアターの大関真社長には感謝感謝です。

 

 

大関真社長なんて書いてしまったけど、写真のほったま(堀田勝)や久下ちゃん(久下恵美)をはじめ、SETの面々とはいろんなところで一緒になっているので、様々な場所で繋がっていた縁をゼッキー(大関真)がひとつにまとめてくれた感じなのです(^ ^)

ゼッキーや久下ちゃんとはもう十数年の付き合いです。長いこと演劇界で共に闘ってきた同世代の仲間にこうして呼んでいただけて本当に僕は嬉しかったのです!

 

笑いの絶えないあっという間の1ヶ月半でしたが、笑いながらももがき苦しみ続けた6名の女優陣の今後のさらなる活躍が楽しみで仕方ありません。

 

ほんっと、みんないいヤツら(^ ^)素敵女子さ。がっつり組み合ってくれた立川ユカ子、西郷みゆき、安川里奈、山城屋理紗、木下桜、佐鳥由依にぜひご注目ください!

 

 

 

そして、今回大変お世話になりましたSET制作のみなさま、いつも僕の演出にお付き合いくださるスタッフの皆さまに感謝申し上げます。

 

連日の満席、階段の桟敷席でご覧下さったお客さまもいらっしゃいました。本当に本当にたくさんのご観劇、誠に誠にありがとうございました!

 

次は、劇団ハーベストの話を。

【2017.04.02 Sunday 22:17】 author : レトロナカムラ
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#1471『いよいよ絢爛爛漫』


いよいよ、劇団スーパーエキセントリックシアターSET LABO『絢爛とか爛漫とか〜モダンガール版〜』が日付変わって本日より開幕します。

わずか6ステージですが、関係者一同、1ステージ1ステージ大切に上演いたします。ぜひ劇場に足をお運びください。

ちなみに本日初日は満席でございます。ありがとうございます!当日券が若干数でるようです。

チケットをお持ちのお客様は混雑が予想されますので、ぜひお早めにご来場くださいませ!

飯島早苗さんのほんっとうに素晴らしい脚本と、SETよ若き新人俳優たちのエネルギーの融合をぜひご覧ください。

劇場でお待ちいたしております!


ご予約はこちら↓
https://www.quartet-online.net/ticket/set_labo_1st?m=0adacfa

【2017.02.16 Thursday 01:32】 author : レトロナカムラ
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