学びの生活|中村公平のブログ
劇団レトロノート代表ナカムラコウヘイの日々思うこと。

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#1477『劇団ハーベスト×オリゲキ=錦芸能舎|終幕』

 

劇団ハーベスト第12回公演『芸能事務所 錦芸能舎の夏』、追加公演を含め全14ステージ、無事に終演しました。

 

シングルキャストでは最もステージ数の多い公演となりましたが、たくさんのご来場、ご声援のお陰さまで何とか暑い夏を乗り切る事が出来ました!

 

本当にありがとうございました!

 

今回は、錦織激団(オリゲキ)とのコラボ公演という事で、プロデュースと脚本を錦織純平さんにお願いしました。そして演出はワタクシ(^_^;)とは言うものの、「純平ワールド」です。僕だけではあの純平ワールドはなかなか表しきれません。と言う事で演出面でも、純平さんと僕で意見を出し合いながら進めていきました。

 

ハーベストでは、初めてのコント的な短編集。コント的、と書いたのは、あくまでコントではなく演劇であるからです。言ってみればストレートなお話もあれば、不条理演劇のような可笑しなお話もある。色々な要素を詰め込んでいるのに、全ての話は繋がっている。そんな物語になりました。錦織純平という人のクリエイティブで柔軟な発想に、僕自身とても刺激を受けました。

 

物語の結末が稽古中に変わりました(笑)これは、相談しながら、『こっちの方が面白い』『こうした方がわかりやすい』という試行錯誤を繰り返したから。最終話では、演劇のタブーを乱発し、その中でほぼ全てのお話の伏線を回収する。これを純平さんと話しながら「ああだ、こうだ」と組んでいくのが今回もっとも楽しかったです。ハイライトってヤツです(笑)

 

今作は宮武と川畑をメインに「女優・主演」を軸として物語が展開していきました。なので、最もダメ出しが多かったのは第3話と第6話と最終話の冒頭。宮武・川畑の二人のシーンです。ここがキチンと熱量を帯びて真正面にやり取りしてくれないと、ただただシュールに物語が終わってしまう。それはプロデューサーである純平さんが求めているものとは違うのです。そんなわけで、2人にはとにかくしつこくダメ出しを繰り返しました。ので、まぁ・・・上がってはいきました笑

宮武・川畑には、苦しくも楽しい日々だったと思っていてくれたらと祈るばかり・・・(^_^;)

 

にしても、純平さんの観察眼には頭が下がります。ミーティング中に別の話になっちゃったり、川畑ヘルツだったり、宮武の勉強苦手疑惑だったり、井上の思春期だったり、、、リアル(?)なハーベストのウソとホントが絶妙な配分で散りばめられていて、演出しながら、役にダメ出ししてるのか、本人に苦情を言ってるのか訳わからなくなる瞬間もありました(笑)

本当によくハーベスト達を見て下さっている証拠です。さすがの錦織純平!

僕自身も純平ワールドを堪能させて頂きました(^^)

 

さて、今作は、これまでのハーベストの作品達とは大きく毛色の違うものでした。戸惑われたお客さまもいらっしゃったかもしれません。

しかし、今回7名の劇団員とオリゲキの純平さん、野呂さん、オダさんと常に考えていた事は、いつもと一緒。

 

『どうしたらお客さまに楽しんでいただけるのか』

 

僕らにはこれしかないのです。

 

一人でもお客さまが客席にいてくれるだけで、僕らは幸せで、そのお客さまを精一杯楽しませたい、どんな作品でもそれは変わらないのだと再認識いたしました。ま、お客さまを不快にさせる意図で作品を創るバカなんているはずがないので、当たり前の事っちゃ当たり前の事なのですが…。

 

あとは、演劇はお客さまと同じ空間を一緒に創り上げる芸術だということも再認識いたしました。お客さまが客席に足を運んでくれて、演者の一挙手一投足に一喜一憂して、会場の空気があったまったり冷え切ったり。。。演者と観客の共同作業である空間創りが、目に見えるようにわかりやすい公演でした。コメディではよくある事ですが、今回は特に顕著でした。演者の呼吸が微妙に合わない時は何をやっても客席も動かない。逆に呼吸がとても合って、何をやっても楽しんでいただける状態になる日もありました。これがナマモノの怖さでもあり、面白さでもあります。今作ではそこが特に如実に、手に取るようにわかる公演でした。

 

そして、新たなことという点ではリーダーの加藤梨里香に徹底して脇でキレキレでいてもらったり、葛岡有に歌うシーンを作ってみたり、高橋紗良にリアルタイムで化粧をさせてみたり、みんなを椅子取りのようにくるくる動かしてみたり。演出も遊び心をいれながら出来たことは自分にとっても収穫でした。冬の特別公演では、結構好き勝手やらせてもらっているんですが、本公演でも臆せずチャレンジできてよかったと思います。これも、少ないながらも踏ん張った劇団員と、それを支えて下さったゲストのお二人、制作陣(何故か物販にいた益永氏含む笑)ととにもかくにも純平さん、そして会場に足を運んで下さった全てのお客さまのお陰です!

 

本当にありがとうございました!!

 

また劇団ハーベストは次のステップに進みたい、進ませたい、そんな感じです(^ ^)

 

 

【2017.08.19 Saturday 16:10】 author : レトロナカムラ| 学びの生活 | comments(0) | - |
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