ツイッターでは書かせて頂きましたが、改めて。
劇団ハーベスト第15回公演『肉体改造クラブ・女子高生版』が無事幕を降ろしました。
ご来場、ご声援、誠にありがとうございました。
このブログ、もう閉鎖したんじゃ無いかってくらい書いてなかったです。
ほんと我ながらヒドイですね(笑)
ブログの下書きには「明日の君とシャララララ」の公演後記の続きやら、DOLLの事やらの記事が途中で止まっています。書いては消してを繰り返すうちに時期を逸するという感じです。
肉体改造クラブに関しては書きたいですね〜、ちゃんと。というか、前作DOLLの事も含めて。
ひとまず、劇団の事を書きます。
今作は劇団としては初めて、劇団員よりも多くのゲストを招いての公演となりました。必然的にいつもとは違う空気が座組みの中に流れていました。が、ここはやはりハーベストの公演、劇団員の作り出す空気感は良くも悪くもありました(^_^;)
アフタートークでもありましたが、今回は劇団員の参加者が少なく、稽古開始時は客演なども重なっていて、望月瑠菜と篠崎新菜しか劇団員がおらず、2人ががむしゃらに動いていました。様々な打ち合わせから、稽古場の掃除、アップの仕切りまで。今まで見たことのない姿をたくさん見られました。
劇団員の役割分担もより明確に。
望月瑠菜は衣装の管理やメンテを行う衣装担当、さらに第1話の演出助手を。
高橋紗良はいつも通り職人のごとく小道具担当、さらに第3話の演出助手を。
川畑光瑠は座長としての取り仕切りと演出助手筆頭を。
宮武佳央はグッズの企画から準備までグッズ担当、さらにダンスリーダー。
篠崎新菜は掃除やお弁当準備など制作雑務担当、さらに第2話演出助手を。
劇場に入ってからは広瀬咲楽が、垣根を超えてみんなのサポートとして動き回っていました。もちろん葛岡有も加藤梨里香も劇場に来たら掃除や雑務を一生懸命手伝っていました。
マネージャーさん達にたくさん助けてもらいながら、少数になった劇団ハーベストは、より『劇団』らしくなってきたなと思います。これまで以上に劇団員が雑務をこなしながら、俳優としての仕事もする。もっとも劇団らしい公演だったと言っても良いと思います。劇団員がここまで動けていなかったら公演自体が成り立たなかったと言っても言い過ぎではない気がします。もちろん、上を見ればそりゃもっともっととなるけど。
誰よりも早く稽古場に入り掃除をし、最後まで稽古場に残って後片付け。これを繰り返しながら俳優として役作りをする苦しさを僕は知っている。。。
そうなると『客演の方が楽〜』って思いがちだけど、客演は客演で、座組にリスペクトを持っていれば「自分次第でこのカンパニーは終わってしまうかもしれない」という恐怖と闘う事になるわけで。どっちがどっちとも言えないですね。
どちらにせよ、一番に『来て下さるお客様の為なら当たり前だよ!』ってとこに落ち着くわけです。綺麗事でも何でもなくて、リアルに。
だって来て下さる方がいなかったら、僕らの仕事は成り立ちませんから(>_<)
7年間言い続けてきた事が、ようやく彼女達の実際の状況と深く結びつく時期となってきました。『あー、この事を言ってたのね』というのが、ここ数年の公演でみんなハッキリと理解してきたように思います。
劇団云々とは関係なく、少しの負荷や、自らを追い込む緊張感が、俳優としても人としても一段上に上げてくれる力になります。前作『DOLL』からとても良い流れができている気がします。
劇団ハーベストは結成から丸7年が経ちまして、1月末に8年目に突入しました。
ここ数年は、毎公演ごとに卒団者が出て寂しい限りですが、彼女たちも小・中学生からハーベストを始め、成人になる時期になった今、自分の人生をきちんと見つめるタイミングなのだと思います。
明日の君とシャララララでは、布施日花梨、久保田紗友、井上結愛が卒団。
DOLLでは、山本萌花、弓木菜生が卒団しました。
そして、今回、肉体改造クラブでは広瀬咲楽も卒団しました。
毎日のように一緒にいた仲間がいなくなるのはとても寂しい事ですが、彼女たちの前途を祈る気持ちはそれ以上のものがあります。みんな自分の選んだそれぞれの道で頑張っています。公演も観に来てくれるので、その時は同窓会のような気持ちになります。
そんな中でも、篠崎新菜がカムバックしてすでに1年。戻ってくるメンバーがいるなんて人生、本当に何があるかわかりません(^ ^)
引き続き、加藤梨里香、望月瑠菜、高橋紗良、川畑光瑠、宮武佳央、篠崎新菜、葛岡有は劇団活動と個人活動、両方を頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
さあ、次は作品のこと、卒団したメンバーのこと、いろいろ書くぞ!
絶対、書くぞ!!
言葉は溢れてる。
・・・それが活字なるとは限らないけど(^_^;)
では、また。
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劇団ハーベスト『明日の君とシャララララ』が無事幕を降ろしました。
たくさんのご来場、ご声援、改めてありがとうございました。
劇団としてはじめての再演でした。初演は2015年3月。僕の娘が産まれたのもこの初演の稽古中でした。稽古場でみんながサプライズでお祝いしてくれました。あれから早3年。娘も3歳になり、言葉を話しています。劇団員の事も覚え、『さゆー、にーなー、ひかるー』とお姉さん達を呼び捨てにしながら、たまにみんなと遊んでもらっています(笑)
さて、再演です。
再演ですが、毎度の事ながらハーベストの作品の最高傑作を毎回更新するべく創作をする気持ちはいつも通り。ただし、再演なのでよりブラッシュアップし、細かな修正や追記をしながらの稽古でした。
基本的に本の修正は稽古をしながら。演出的にどうしても『桜』というものを、ずっとこの家族を見ている象徴にしたかったので、微妙にストーリーの流れに変化を付けました。スピンオフでもそれは活かされました。1964と2018。ずっと変わらず「そこ」に居続けてくれる存在。この桜を軸に光央と聖、香織と里香、紘音と優衣、そして石田と美津子、そこに清子と鉄家が守り人のようにいる。そんな構造を描き創りました。
ご覧いただいた方はお分かりの通り、この物語は、メインのお話以外にそれを取り巻くストーリーがいくつも存在します。それを一括りに束ねる要素として桜を具現化しました。さらに紘音と優衣の関係性も初演とは少し変化を加え、より演者たちにリアリティを持たせる工夫をしました。
もうひとつ。僕が歳を重ねたからか、今回は子供の自立よりも「大人」の自立の物語として重点を置きました。長峰みのりさん演じる香織。娘を愛するが故の重い優しさ。いつの間にか子どもを苦しめていた親の心の揺れを見事に演じて下さいました。みのりさんには稽古序盤で「初演よりも優しいニコニコしている母でいてください」とお願いしました。むしろそれくらしかお願いしていません。でも、すぐに意図を察してくれたみのりさんは終盤にいくに連れて、娘への執着を強めてくれました。娘の本音を聞いた時の大きく揺らいだ母親の自己。自分で演出しておきながら心がギュッと苦しくなる日々でした。長峰先輩、さすがでした。
と、こんな細かい話はどうでもいいか(笑)
昨年末の創作過程を語るアフタートークの評判が良かったので、調子に乗りました笑
今回、主演の「のあ」を演じたのは劇団員になって3年目、初主演の葛岡有。彼女の持つキラキラとした真っ直ぐさが物語を凛と立たせてくれました。ダメ出しは限りなく続きましたが、何とか最後まで立ち続けました。これからの葛岡にどうぞご期待下さい。
他のキャストの話や、スピンオフの話もまたかけたら書きます。卒団した3人のことも。
ありがとうございました〜!
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久しぶりのブログです。
毎日、稽古の日々です。
しかも明日と明々後日は、カンムリプロデュース『納豆女と爪噛み男。』の本番ですって(笑) 有り難いけど大変だ(>_<)
カンムリの方は、劇団ハーベストの篠崎新菜と一緒にゲストとして3ステージだけ出演させていただくのですが、ゲスト云々よりもですね、メインのキャストの皆さんが、まぁ愉快(^^) 冠仁くん、よく集めたなぁという感じです。
そして、まっさんこと益永あずみさんの本がまたニヤッとしながら、ウッとボディに効いてきます。このキャストとこの本なら楽しくなるよ、そりゃ!って感じです。
僕と新菜は、まずは初日の邪魔にだけはならないように心掛けます(笑)新菜は初客演で、僕自身も新菜と初共演ですから、初めてだから仕方ねーよってな具合の、いい意味で開き直りつつ(笑)、メインキャストの皆さんに身を委ねたいと思います。
ぜひ、劇場に足をお運びください。
そして、3月末には劇団ハーベスト第13回公演『明日の君とシャララララ』の稽古も進行中です。劇団ハーベストも7年目に突入し、これまで特別公演も合わせると19作品一緒に創ってきました。こりゃなかなかの数です。
そして、結成時に小中高生だったメンバーが、高校を卒業、さらに成人になる年月が経ったわけです。
今年から主宰を山本萌花が、座長を加藤梨里香が務める事になり、2人と密にコミュニケーションを取りながら創作しています。
新たなハーベストの可能性と方向性を模索しながらの創作なので、自ずと初演とは異なる空気感になります。これが、良い意味で劇団の発展に繋がるようにしていきたいと思います。
この密なコミュニケーションが取れる関係と、何となくでも考えている事がわかる感覚が僕らの7年の積み重ねであり強みだと思っているので、ここを萌花と梨里香と存分に発揮しながら稽古に臨んでいます。
まだまだ全貌は見えていませんが、こっからこっから!たくさんのお客様に楽しんでいただけるよう、常に最高傑作更新を目指して、最後まであがきたいと思います。
]]>2018年になりました。
またひとつ歳を重ねるわけだ。。。
時の流れる速さに振り落とされそうです。
さて、2017年も刺激の多い年となりました。年末に家族ともども風邪をひいてしまい振り返りのブログが書けなかったのでここで。。。
2月、劇団スーパー・エキセントリック・シアターSET LABO『絢爛とか爛漫とか〜モダンガール版〜』演出。
年明けすぐに稽古、パワフルなSET女子達に感動した2017はじめ。密度の濃い4人芝居を創りました。素晴らしい本、キャストスタッフの皆さんに感謝感謝でした。本当に飯島早苗さんの戯曲が素晴らしくて、稽古中も笑い泣き心をグッと掴まれました。それを若きSETの女優陣がたった4人で2時間の物語を紡ぎました。年始から、とても素敵な公演に関わる事ができました。ありがたき2017はじめ。
3月、劇団ハーベスト『杜町ペッパージャム』演出。
ハーベストの新しい形が見え始めた2017春。芝居×音楽を2016年から色々な形で試してきた事の集大成、でもってスタート地点。広瀬咲楽の素晴らしい楽曲と益永あずみ(まっさん)のウィットでありながらも人生の分岐点に立つ女子たちの心を捉えた脚本のコラボレーション。春らしく心地よい作品となりました。ライブと芝居、まだまだ可能性がありそうだと感じた2017春。
個人的には、娘が2歳になり言葉を覚え始め、人間ってこんな風に学習していくんだとワクワクした2017春。
4月、はぶ談戯『夫婦台風』出演。
久しぶりに役者として芝居を創り、自分の出来なさ具合に愕然とした2017春。普段ダメ出ししている事を見事に自分にも言われるという何とも言えない経験をしました(笑) 役者って大変だよ!というのを改めて感じ、演出ももっと優しくしようと思った2017春。ついひと月前にハーベストに出したダメ出しをまんま出されるという・・・笑
客観性と主観性、お芝居って奥が深いよねとつくづく感じた2017春。
6月、ネクスト『ここは私の家だって!』演出。
四十路にもなり、自分が思っていたより身体から疲れが抜けにくくなっている事を実感し始めた2017梅雨。またもや益永あずみと悶絶する日々を送った2017梅雨。新人だらけの公演はとても難しい。自分の語彙力や説得力がもっと必要だと感じた2017梅雨。
できるできないじゃない、やるかやらないかだ、「自分との勝負」を強く感じた2017梅雨。
8月、劇団ハーベスト『錦芸能舎の夏』演出。
オリゲキ×劇団ハーベストのコラボ企画。錦織純平さんのお陰で見た事のないハーベストを見る事ができました。愉快な夏でした。ただ、新しい事に挑戦すると賛否あるもので、それもまた劇団員と一緒に全員で受け入れて前に進む原動力となりました。常に僕らは観てくれる方の為に創作する。当たり前です。でも、時にうまく伝わらないこともある。でも、愛があるからこその賛であり、愛があるからこその否であると思うのです。一生懸命応援し続けてくださる方は必ずいるから。大切に思っていれば大切に思ってもらえる。どんな時も喜んでもらえるようにこれからも!とハーベスト達とかたく誓い合った2017年夏。
10月、さいたまスーパーアリーナワークショップ『チームたまーりん』講師・演出。
年明けからこの10月の発表公演が終わるまでほぼ休みがなかった2017秋。
子どもの真っ直ぐさに毎年圧倒されるさいたまWS。今年は過去最多の参加者でハーベストたちにもお手伝いをお願いしました。彼女たちが子どもたちに演劇を教える姿も様になってきました(^ ^)夏からの2ヶ月間、参加してくれた子供たちにとって、演劇を好きになってなんて言わないから、友達と何かしたくなる、何か生み出したくなるそんな楽しい思い出・経験になっていればいいなと思います。ふとあの時楽しかったなと思えるような。だいぶおっさん化してきました2017秋。
12月、劇団ハーベスト冬の特別公演『この泥棒ネコッ!〜お後がよろしくないようで〜』演出。
今年最後も益永あずみとタッグ。企画や本の初期段階から話し合いを何度となく重ねることのできる、とても気の合う作家さん。本が上がってからも、お互いに躊躇なく意見を交換し変更や改訂をいれられるのも我々の強み。
作品は、宮武佳央プロデュース。落語を取り入れた滑稽話。最初の構想で「全体を狂言回しの落語でした」みたいに出来ないかねぇなんて無茶なこと言ってみたり、全員分終わりを変えちゃおうか?みたいな無理を言ってみたり(>_<)その度にまっさんは必死に頭を悩ませてくれました。
そして、これまでにないほどキャストに委ねた今作品。ポイントの演出は細かくつけましたが、点と点を結ぶ作業はそれぞれの俳優にかなりの部分託しました。次のステップに立つには必要な過程。でも、お客様から時間とお代を頂戴している以上、それ以上のものを創り上げねばなりません。僕には僕なりの譲れない箇所もあり、そこは非常にうるさく言い続けました。
噛み合わない会話、足りない熱、決めたポイントの通過作業、自分の役割、シャッフルキャスト、落語の練習・ダメだし、スタッフワーク、次から次へと押し寄せる難題を、まさに一丸となって乗り越えた2017冬。
お客さまには過程は関係ありません。結果が全てです。そこを肝に銘じつつ、痛快なほど必死に汗をかいた3週間でした。現時点での最高到達点かどうかはそれぞれの判断ですが、劇団員は少なくとも夏より前に上に進もうとしていたのはわかりました。
倒れる時は前のめり。仲代達矢さんも言ってました。最終的に「己が楽しんでいるかだけだから。」観ている人は必死になっている俳優の生き様を、思い切り楽しんでいる俳優の姿を観に来るんだから。エゴかもしれないけれど、そういう仕事なのだと。
「なんかわかんないけど、夢中だった。楽しかった」という感覚が僕らを飲み込んでいた2017冬・打ち上げ。まずは己が楽しむという事を一生懸命できたのだと思います。今までと異なる第一歩。
まだまだイケる。まだまだいかないと。伸び代はまだまだある。止まったらそこまで。劇団ハーベストはきっとまだまだいきます。
!?
おいおい今年は3作品も益永あずみと作品を創ったぞと気づいた2017年末。ずいぶん前の写真ですが、盟友です。
見事に家族揃って体調を崩し、楽しみにしていた忘年会にも参加できずじまい。。。
でも、その分、きっと2018年は面白くなる。底からのスタートですから(笑)
今年はもっともっと勉強しなくちゃ。演劇って知れば知るほど深みにハマる。たくさんのお芝居や映画を見、本を読み、人と出会い、練習し、研究し、そんな「学びの一年」にしたいと思います。
そして、2018年も月並みですが、より愉快により深くより丁寧にお芝居を創っていきたいと思います。今年もたくさんの出逢いに恵まれますように。今年も井上ひさしさんの言葉を胸にもって。
むずかしいことをやさしく、
やさしいことをふかく、
ふかいことをおもしろく、
おもしろいことをまじめに、
まじめなことをゆかいに、
ゆかいなことはあくまでもゆかいに。
本年もよろしくお願いいたします!
]]>2017年ももうすぐ終わります。
そんな中、僕は例年通り劇団ハーベストの冬の特別公演の稽古の日々です。
今年は2013年『BREAK!〜三者三様三姉妹〜』以来のランダムキャストでの公演です。
全ての公演でキャストが入れ替わる公演なのです。
こんな感じです。
↓
12月22日(金)19:00 宮武佳央、加藤梨里香、広瀬咲楽
12月23日(土)13:00 高橋紗良、弓木菜生、篠崎新菜
12月23日(土)18:00 井上結愛、望月瑠菜、山本萌花
12月24日(日)13:00 高橋紗良、加藤梨里香、広瀬咲楽
12月24日(日)18:00 宮武佳央、弓木菜生、山本萌花
12月25日(月)19:00 井上結愛、加藤梨里香、篠崎新菜
12月26日(火)14:00 宮武佳央、望月瑠菜、山本萌花
12月26日(火)19:00 高橋紗良、弓木菜生、広瀬咲楽
12月27日(水)14:00 井上結愛、望月瑠菜、広瀬咲楽
12月27日(水)19:00 宮武佳央、加藤梨里香、篠崎新菜
12月28日(木)13:00 井上結愛、弓木菜生、篠崎新菜
12月28日(木)17:00 高橋紗良、望月瑠菜、山本萌花
ちなみにシングルキャストの川畑光瑠と葛岡有は全ての回に出演します。
察しの良い方はお分かりだと思いますが、稽古がとても大変です。どの組み合わせの稽古しているのかさっぱりわかりません(笑)客演組も多く、ようやくここ数日人数が増えてきました(^_^;)
でも、ハーベストは劇団ですから、劇団員たちが演出助手も担当してくれているので、どの組み合わせがどの程度稽古しているのか記録をとってくれたりしています。
だいぶみんなの役にもそれぞれの色が付いてきたので、本番はどの回を見ても違う楽しみ方ができる事必至ですよ〜。ぜひ劇場にお越しください!!
クリスマス、年末の慌ただしい時期だと思いますが、愉快な気分で年越せますよ〜!
劇団ハーベスト 冬の特別公演
『この泥棒ネコッ!〜お後がよろしくないようで〜』
脚本:益永あずみ
演出:中村公平(劇団レトロノート)
出演:劇団ハーベスト(山本萌花、加藤梨里香、高橋紗良、望月瑠菜、広瀬咲楽、川畑光瑠、弓木菜生、宮武佳央、井上結愛、葛岡有、篠崎新菜)
イイ感じの声の出演:マツモトクラブ
毎度おなじみ、チャレンジがテーマの冬の特別公演!
今回は、2014年末の『季節はずれの収穫祭〜冬だって採れるもんは採れる!Bon Appetit!』で好評を得た短編「研修旅行」を、脚本を書いた益永あずみさんがご自身でリメイクしてくれました!!
楽しいはずの忘年会旅行、その宴会で披露する余興について四苦八苦する女子社員3人の、色恋沙汰も絡んだすったもんだをハーベスト流エンターテインメントでお届けします!特別公演ならではのチャレンジとなる『落語』、誰がどんな演目を披露するのか…こちらも乞うご期待ください!!
あらすじ:
とある会社の忘年会旅行。
なぜかいつも不幸な幸子と、とりあえず出世をしたい絵里、いつもオイシイとこ取りをする美久。
三人は宴会の出し物の練習をしておりました。
しかし、練習は遅々として進まず、一人の男を巡って女同士の醜い争いが始まります。
宴の開始まであと2時間。
果たして最後に笑うのは一体誰なのか?!
どうぞ一席、お付き合いのほどを・・・
会場:アトリエファンファーレ高円寺
日程:2017年12月22日(金)〜28日(木)
12月22日(金)19:00
12月23日(土)13:00 / 18:00
12月24日(日)13:00 / 18:00
12月25日(月)19:00
12月26日(火)14:00 / 19:00
12月27日(水)14:00 / 19:00
12月28日(木)13:00 / 17:00
※受付開始は、開演の45分前。開場は、開演の30分前。
※上演時間は約1時間20分を予定。
※各回終演後にアフタートークイベントあり。
◎チケット
日時指定・全席自由
【前売】 3,500円 【当日】 4,000円
●チケット取扱
・SMA☆チケット http://www.sma-ticket.jp/artist/herbest
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少し間が空いてしまいましたが、さいたまスーパーアリーナ『身体表現ワークショップ』が今年も無事に終わりました。
今年で4年目になりますが、例年の倍以上の子ども達が参加してくれました。お陰で毎回とてもにぎやか(^ ^)みんな個性に溢れていて、一生懸命で、何より演劇やダンスをとても楽しんでくれました。
今年もダンスの佐藤みきさんと一緒に講師を担当させていただきました。さらに笠井瑞丈さんとコンドルズの藤田善宏さんともご一緒できました。素晴らしい先輩方とたくさんのかわいい子ども達、そして劇団ハーベストから高橋紗良、川畑光瑠、井上結愛、山本萌花も参加してくれて、多くの仲間と楽しみながら創作が出来ました。
毎年、このアリーナのワークショップでは多くの出逢いがあります。改めてアリーナの荒谷さん、長岡さんに感謝申し上げます。
唯一悔やまれるのが、ワークショップ中みんなを引っ張り、盛り上げ、思い切り演劇を楽しんでいた小学校6年生のそのっちが体調不良で本番に出られなかったこと。本番はハーベストの結愛が急遽そのっちの代役をやりました。
本人が一番悔しかったと思います。でも、みんなも「そのっちの分まで頑張ろう!」と心をひとつにしていました。
そのっち、学校も学年も違う君の新しい友達は、ちゃんと君の事を想い演技していましたよ!また来年、ぜひ遊びに来てくださいね!
もうひとつ、特筆すべきはハーベストです。今年は例年にも増して頑張ってくれました。参加者がすごく増えたことで、僕やみきさん、笠井さんのサポートでハーベストがいてくれたことがどれだけ有り難かったか。いつもはハーベストのみんなに「公平さんはあまり褒めない」と言われる僕ですが、今回ばかりは感謝感謝です。紗良、光瑠、結愛、帰国後から参加してくれた萌花。子ども達がみんなを慕いまくっていたのが、ハーベスト達の愛が子ども達に伝わっていた証拠です。本当にありがとうございました。
さて、写心家・植田洋一さんがたくさんの素敵な写心を撮ってくださいました。また、いつもハーベストを応援くださっているマーセナリーさんもたくさんの写真を撮ってくださいました。
子ども達の肖像権の問題があるので、なかなかお見せできないのが残念ですが、多少加工をして何枚か掲載いたします。また、来年。子ども達と演劇で遊べるのを楽しみに・・・(^ ^)
※この記事上の全写真 photo by Youichi UeDA
実は、地味にブログスタイルを変えました(パソコンでの閲覧時の)。これからは写真がちょっと大きくなります。
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今年も始まりました「さいたまスーパーアリーナ身体表現ワークショップ」。今年で担当させていただき4年目になります。
写真は、打ち合わせでの一枚。
今年もダンス講師はダンサーの佐藤みきさんです。もう3年連続ご一緒させていただき、僕自身もたくさん勉強させていただいております。
そして今年は、ダンスワークショップの講師で笠井瑞丈さんとコンドルズ・藤田善宏さんも参加されています。刺激的です(^ ^)
演劇では、昨年に続き劇団ハーベストから高橋紗良と井上結愛、今年から上京した川畑光瑠も参加しています。
すでに4回ワークショップを行いましたが、ハーベスト達も子ども達とすぐに仲良くなって、大活躍!彼女達自身にも良い刺激になっていると思います。
このワークショップ、10月の発表会まで飛び飛びですが続きます。
今年は例年より参加者が3倍くらいに増えたので大変ですが、みんなが演劇を大好きになるようなワークショップを行いたいと思います。
発表会は10月22日(日)夕方です。
場所はさいたまスーパーアリーナ内TOIROです。
どなたでもご覧いただけますので、お時間ある方はぜひご来場ください!
今年はレトロがないので、少しゆったりの秋・・・。
ひとまずインプットをたくさんする秋にしたいと思います。
日々、勉強。
一生勉強なり・・・
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旗揚げメンバーが2名退団、しかも突然の発表で驚かれた方も多いと思います。本人たちもご挨拶で申しておりましたが、前向きな退団ということですので、ぜひ今後とも2人にご声援をお願いいたします。
個人的には最後に公演に出て終えて欲しかった所もありますが、本人の意向もあり出演せず退団となりました事をお詫びいたします。でも6年間にも渡る長い時間、劇団のために頑張った2人を褒めてあげてください。
少しだけ2人との思い出なんかを書いてみたりして。
2人とも劇団に入った頃は演技なんてやったことのない超ド素人でした(^ ^)
まずは松永ミチル。
ミチルに至っては、ハーベストの最終オーディションの時にビビって泣いて帰ろうとしていたくらいです(笑)そんなミチルも劇団では仲間としても俳優としても皆から信頼される名プレイヤーに成長しました。
松永ミチルの雰囲気のある佇まいは、旗揚げ公演「開演します!」の頃からです。ぜひDVDでご確認を(笑)
第2回公演「一筆啓上」の時には高校受験の勉強と稽古の両立で死に物狂いになっていました。もちろん、公演を成功させ、第一志望にもきちんと合格しました。あの時の努力が彼女を大きく変化させたと僕は思っています。『コイツ、やると言ったらやるヤツだ!しかも取り組むことには全て全力で』と僕の中でも一気にミチルへの信頼が増したのを今でも覚えています。
第8回公演「Miracle8」で主演を果たし本当に頼もしい役者となりました。みんなも僕も何か困るといつしかミチルを頼ってる、そんな存在になっていました。僕の外部での演出作品に日替わりでしたがゲスト出演をお願いしたのもミチルです。よくよく考えると外部演出作品で最初にハーベストから引っ張り出したのはミチルだったんですねぇ。
そして何と言っても、昨年の夏公演『真っ向ガール』のプロデューサーを務め、Rollyさんはじめとするゲストの皆さまも含めみんなを引っ張り素晴らしい公演を成し遂げました。
今回の退団もそう言った意味では何か全力で取り組みたいものが見つかったのか、模索しているのかミチルの生き方の中での判断だったのだと思います。とてもいいと思います。ミチルらしく生き抜いて欲しいと思います。
これからどんな道に進むとしても、『やると言ったらやる松永』で居続けるんだろうと思います。
こちらはこちらで全力でエールを送り続けたいと思います。
そして青山美郷。結成から5年間、リーダーとして職務を果たしました。
良くも悪くも一番手のかかった子です(笑)
最年長で(中身は……??笑)、いつの間にやらリーダーになってしまった彼女ですが、実は全くリーダータイプではなく……(^_^;) そんな青山も必死でリーダーになろうとしたり、放っぽり出したり。まぁ、色々ありました。でも、5年間リーダーで居続けられたのは彼女の努力とメンバーのサポートのお陰だと思います。
ハーベストを結成して最初に「コイツ変人になってきたな」と思ったのは青山です。途中違う意味で変人になりかけましたが、演じ手としてみると、異常なまでにストイックです。これまで多くの俳優を育成してきましたが、一番というくらい演じる事に夢中になった子です。今もかな?
「試してみたら?」というアドバイスは徹底的にやってみて、役をとことん掘り下げる。数年前まで演じた事のなかった人とは思えないほど、役に対する追求心の強い女優となりました。最近では、ハーベストの他のメンバーもとてもストイックになってきたので、そのパイオニアというやつです。創世記のハーベストを引っ張ってきたのは間違いなく青山や山本や加藤。青山の抜けた後も、新リーダーの加藤と引き続き副リーダーの山本ががっちりとハーベストを進化させていく事でしょう。
青山の次の舞台はbunkamuraシアターコクーンです。甘えん坊の青山美郷がコクーンに立つ、感慨深いものがありますが、ハーベストを離れ、たくましくこの世界で生き抜いて欲しいと思います。
青山と2人で写ってる写真がほぼありませんでしたので、宮武とのよくわからない写真を載せます(笑)
困ったら初心に還る。バック・トゥー・ザ・ベーシック。BTTB。
勝負の時は「やるっきゃない!」ハーベストの結成時のみんなの合言葉を思い出してくれたなら。
2人の今後の益々の活躍を期待したいと思います。
どんな道に進むにしても、この判断が正しかったと胸を張って言えるような人生を全うして欲しいと思います。
誠実に謙虚に感謝を忘れなければ大丈夫。そう思います。
団体を離れるということはとても厳しい道に自ら飛び込むという事。なんて言いますけれど、確かにそうなんですが、団体にいても自らを追い込み厳しい道を作る事もできます。現リーダーの加藤梨里香が良い例です(^ ^)
なので、劇団ハーベストの12名の劇団員のこれからの活動も大いに期待していてください!9月には副リーダーの山本萌花もいよいよ帰国します。また新たに踏み出す劇団ハーベストを今後ともよろしくお願いいたします!
留学中の山本萌花以外の全員が揃ったのは、2016年1月の5周年記念イベント以来!実に1年半ぶりでした。
結成当初はおっそろしいほど毎日全員がいて、「誰か仕事が忙しくて来れね〜」みたいにならないかなと思っていたけれど、実際そうなってみると、なかなか集まらなさすぎてちょっと寂しかったりもします(笑)人間は欲深い生き物ですね。今後もこんな嬉しい悲鳴をたくさん上げたいものです。
退団した2人に感謝・・・
ありがとうございました!
頑張れ!
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劇団ハーベスト第12回公演『芸能事務所 錦芸能舎の夏』、追加公演を含め全14ステージ、無事に終演しました。
シングルキャストでは最もステージ数の多い公演となりましたが、たくさんのご来場、ご声援のお陰さまで何とか暑い夏を乗り切る事が出来ました!
本当にありがとうございました!
今回は、錦織激団(オリゲキ)とのコラボ公演という事で、プロデュースと脚本を錦織純平さんにお願いしました。そして演出はワタクシ(^_^;)とは言うものの、「純平ワールド」です。僕だけではあの純平ワールドはなかなか表しきれません。と言う事で演出面でも、純平さんと僕で意見を出し合いながら進めていきました。
ハーベストでは、初めてのコント的な短編集。コント的、と書いたのは、あくまでコントではなく演劇であるからです。言ってみればストレートなお話もあれば、不条理演劇のような可笑しなお話もある。色々な要素を詰め込んでいるのに、全ての話は繋がっている。そんな物語になりました。錦織純平という人のクリエイティブで柔軟な発想に、僕自身とても刺激を受けました。
物語の結末が稽古中に変わりました(笑)これは、相談しながら、『こっちの方が面白い』『こうした方がわかりやすい』という試行錯誤を繰り返したから。最終話では、演劇のタブーを乱発し、その中でほぼ全てのお話の伏線を回収する。これを純平さんと話しながら「ああだ、こうだ」と組んでいくのが今回もっとも楽しかったです。ハイライトってヤツです(笑)
今作は宮武と川畑をメインに「女優・主演」を軸として物語が展開していきました。なので、最もダメ出しが多かったのは第3話と第6話と最終話の冒頭。宮武・川畑の二人のシーンです。ここがキチンと熱量を帯びて真正面にやり取りしてくれないと、ただただシュールに物語が終わってしまう。それはプロデューサーである純平さんが求めているものとは違うのです。そんなわけで、2人にはとにかくしつこくダメ出しを繰り返しました。ので、まぁ・・・上がってはいきました笑
宮武・川畑には、苦しくも楽しい日々だったと思っていてくれたらと祈るばかり・・・(^_^;)
にしても、純平さんの観察眼には頭が下がります。ミーティング中に別の話になっちゃったり、川畑ヘルツだったり、宮武の勉強苦手疑惑だったり、井上の思春期だったり、、、リアル(?)なハーベストのウソとホントが絶妙な配分で散りばめられていて、演出しながら、役にダメ出ししてるのか、本人に苦情を言ってるのか訳わからなくなる瞬間もありました(笑)
本当によくハーベスト達を見て下さっている証拠です。さすがの錦織純平!
僕自身も純平ワールドを堪能させて頂きました(^^)
さて、今作は、これまでのハーベストの作品達とは大きく毛色の違うものでした。戸惑われたお客さまもいらっしゃったかもしれません。
しかし、今回7名の劇団員とオリゲキの純平さん、野呂さん、オダさんと常に考えていた事は、いつもと一緒。
『どうしたらお客さまに楽しんでいただけるのか』
僕らにはこれしかないのです。
一人でもお客さまが客席にいてくれるだけで、僕らは幸せで、そのお客さまを精一杯楽しませたい、どんな作品でもそれは変わらないのだと再認識いたしました。ま、お客さまを不快にさせる意図で作品を創るバカなんているはずがないので、当たり前の事っちゃ当たり前の事なのですが…。
あとは、演劇はお客さまと同じ空間を一緒に創り上げる芸術だということも再認識いたしました。お客さまが客席に足を運んでくれて、演者の一挙手一投足に一喜一憂して、会場の空気があったまったり冷え切ったり。。。演者と観客の共同作業である空間創りが、目に見えるようにわかりやすい公演でした。コメディではよくある事ですが、今回は特に顕著でした。演者の呼吸が微妙に合わない時は何をやっても客席も動かない。逆に呼吸がとても合って、何をやっても楽しんでいただける状態になる日もありました。これがナマモノの怖さでもあり、面白さでもあります。今作ではそこが特に如実に、手に取るようにわかる公演でした。
そして、新たなことという点ではリーダーの加藤梨里香に徹底して脇でキレキレでいてもらったり、葛岡有に歌うシーンを作ってみたり、高橋紗良にリアルタイムで化粧をさせてみたり、みんなを椅子取りのようにくるくる動かしてみたり。演出も遊び心をいれながら出来たことは自分にとっても収穫でした。冬の特別公演では、結構好き勝手やらせてもらっているんですが、本公演でも臆せずチャレンジできてよかったと思います。これも、少ないながらも踏ん張った劇団員と、それを支えて下さったゲストのお二人、制作陣(何故か物販にいた益永氏含む笑)ととにもかくにも純平さん、そして会場に足を運んで下さった全てのお客さまのお陰です!
本当にありがとうございました!!
また劇団ハーベストは次のステップに進みたい、進ませたい、そんな感じです(^ ^)
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この記事を書いている途中で40になってしまいました(笑)
だいぶ空いてしまいましたが、舞台「ここは私の家だって!」、無事終演いたしました。
ご来場、ご声援、誠にありがとうございました!
いやはや、シビれる公演でした(笑)いろんな意味で。。。
もともと、縁あってレッスンなどを担当させていただいている事務所の流れでの演出だったのですが、実際、色々なことがほぼ未確定のまま企画がスタートした感じだったので、ぶっちゃけ最初はかなり不安でした。
が、ある程度の自由を許していただけたので、脚本を益永あずみさんにお願いして、技術スタッフもいつも僕の演出を助けてくれている気心知れたみなさまにお願いすることができました。キャストもゲスト枠は僕の方で冠仁さんや劇団ハーベストの川畑光瑠を指名できたので、こちらも有難かったです。
キャストは、初舞台、または数年ぶりの舞台出演という子が多く、僕の中ではまず共通言語作りから始まりました。
この子達にはどういう言葉で伝えれば意思疏通がスムーズに進むのか?これが実は一番大事だったりするわけで。
にしても、ジェネレーションギャップもあるのですが、なかなか言葉が伝わらない(笑)
そもそもの演技に関してもレッスンではないので、事細かに指導することもしたくはなかったので、できるだけ演出に徹しました。演出をつけながら、演技の根本を伝えていく。なかなか骨の折れる作業でした。しかも、夏休みなどの長期休み中ではなかったので、当然学校やテスト、運動会など学校行事が盛りだくさん!本当にシビれました。。。
でも、主演の伊織あいさんをはじめ、出演者はみんな一生懸命。
それに初舞台の子にとっては、最初で最後の初舞台。きちんとした形で記憶に残してあげたいという思いもあり、いつも通り、最後の最後まで妥協することなくうるさい小姑のようにダメ出しを続けました(^_^;)
プロデューサーのご尽力もあり、全席満席で終える事が出来ました。
いつもそうですが、どんな作品が出来上がっても、いつもいつも終わると反省ばかり。全然打ち上げで打ち上がれない(笑)
どちらかと言うと、ネチネチした性格なので、あそこはもっとこうしとけば良かったとか、もっとこう伝えれば上手く出来たかもしれないとか、そんな事ばかりが頭をぐるぐる。たいてい終わった直後に熱が出ます(笑)今回もしかり。
ま、でも、舞台はお客さまにご覧いただいて初めて成立する芸術ですから、皆さまからの温かいお言葉も厳しいご意見も頂戴できるだけ本当にありがたいのです。
というわけで、『ここは私の家だって!』に出演していたキャストの今後の活躍を期待していただければと思います。まだまだ若い俳優たちです。さらに荒波にもまれながら、成長していくことと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
さて、僕は本当にブログの記事を書くのに時間がかかる男なのですが、今回も舞台終演翌日に書き始め、あっという間に40歳の誕生日を越え、今に至っております。
たくさんのお祝いメッセージ、ありがとうございました!!ホントにたくさんのメッセージ頂けてビックリ嬉しかったです。
実は今、40になった事だし、これまでの活動を整理しておこうと、昔の資料なんかも引っ張り出して、まとめの作業をしています。ま、こんな僕なので、いつ皆さまにご覧いただけるかはわかりませんが、何か個人サイトのような形でオモテに出せればなぁと思っています。
先日、初舞台のチラシまで見つけました!白黒のボロボロ(笑)笑っちゃいました。キチンとスキャンして、保存しました。
40になったので、もう少し大人になれるように変に頑張らず、落ち着いて頑張ります(笑)
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いよいよ6月頭に上演します舞台の稽古が始まりました。といっても、まだ顔合わせ・読み合わせだけです。本格稽古はゴールデンウィーク終盤から。
どんな座組になるのかまだ未知数ですが、6年もやってるハーベストでさえ毎回「今回も未知数だな」と思うし良い緊張感があるので、今作は初めてご一緒する俳優も多いし、より一層いい緊張感とワクワク感をもって稽古が開始できればと思っております!
舞台『ここは私の家だって!』
2017年6月1日(木)〜4日(日)
中野・劇場HOPE
→公式サイト
この作品、脚本を何度となくタッグを組んでいる益永あずみさんにお願いしました!
出演は小学生から20代後半までの幅広い俳優陣総勢16名です。
ゲストとして僕の懐刀、冠仁さん。そしてこの春、鹿児島から上京してきまして初客演となる劇団ハーベストの川畑光瑠。と気心知れた仲間に出演いただきます。
そして、初めてご一緒します川越クリアーズ班長・伊織あいさん。伊織さんが主演です。第一印象ですが、芯が強そうでしっかり者と見た!稽古が楽しみです。
そして普段からちょいちょいと一緒にレッスンをしている山本夢や重石邑菜などなど、レッスンは一緒にしてるけど、作品づくりは初めてのメンバーが出演します。そんなみんなとこれからひと月勝負をします(^^)
楽しみです。
ぜひ劇場に足をお運びください!
チケット販売開始は5月10日!メモメモ。
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そして、川畑だけでなく劇団ハーベストのメンバーの活動もめまぐるしいですよ。
JUNCTION『SPICE UP NIGHT PARADE』
4.29〜5.7@澁谷・Dr.JEEKAHN'S
すでに開幕しています。高橋紗良、望月瑠菜、弓木菜生が出演しています。
ゲネプロを拝見しましたが、観客が会場を歩き回ってストーリーを選択していくという全く新しい試みの演劇です。新しい演劇の形をぜひその目で!物語もミステリーで頭まで使いながら観ることになる?!頭と身体のフル稼働。しかも、クラブという劇場ではない場所での上演です。クラブ(↗)に行ったことない人、中を見るチャンスです(笑)
4.30〜5.21@東京グローブ座
5.26〜5.28@梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
こちらも一昨日から開幕しています。青山美郷が出演しています。作・演出は新進気鋭の女流作家、根本宗子氏。通称ねもしゅーがジャニーズとタッグを組んで、ねもしゅーワールドを展開!やはり根本さんの本は面白いです。ジャニーズ事務所の公演でこんな攻めている公演ってあったのでしょうか。。。僕はSHOCKしか拝見したことがないので何とも言えませんが、上田竜也さんのカッコよさと根本さんの女性目線の面白い脚本が重なり合うとジャニーズがこんなことになる!というとても刺激的な公演です。
さらに青山美郷は10月に渋谷・Bunkamuraシアターコクーンにて上演される『危険な関係』への出演も決まりました!
5.3〜5.7@池袋シアターグリーンBIG TREE THEATER
明日より開幕!葛岡有が出演しています!ゴールデンウィークを突っ走ります。今年はメインのエリー役を葛岡が演じます。葛岡、毎年着々と番手を上げています(^^)頑張り屋なんです。そして、5日のトークゲストで加藤梨里香も登場します。他にもSETの栗原功平くんや堀田勝くんも出演!作・演出の早川さんの丁寧な作品づくり。小さいお子様から大人まで楽しめるミュージカルです。ぜひご家族で!
ONE Mayu SOLO SHOW!〜孤軍奮闘、百戦錬磨の巻〜
5.13@西麻布・音楽実験室新世界
『杜町ペッパージャム』に出演してくれたMayuさんのワンマンライブに加藤梨里香と広瀬咲楽がゲスト出演します。劇中歌も聴けるのか?!ゲストの2人以外はMayuさんしか出演しないたった一人のスペシャルライブです。チケットはもうないかもしれないけど。。。これは、絶対に楽しい。
7.15〜ユーロスペースより全国順次公開!
久保田紗友が萩原みのりさんとダブル主演の映画『ハローグッバイ』のロードショーが決まりました。望月瑠菜と松永ミチルも出演しています。もたいまさこさんや木野花さんなど素晴らしい俳優陣との共演も楽しみです。まもなく上映です。
さらに朝ドラ『べっぴんさん』のスピンオフもまもなく放送、5.6(土)19時〜NHK BSプレミアムで放送です。さらにNHK土曜ドラマ『4号警備』にも出演中です。コンタクトレンズのCMにも絶賛出演中です。
『剣豪将軍 義輝〜星を継ぎし者たちへ〜』
6.8〜6.18@EXシアター六本木
前編に続き加藤梨里香が後編にも出演します!このシリーズ、第1弾には私もスタッフとして参加していたのですが、本当に歴史に興味の湧く活劇です。殺陣だけでなくストーリーがとても面白い。後編でも加藤演じる真羽は大活躍?!ご期待下さい。
さらに加藤梨里香は8月に2015年の初演以来の『マリアと緑のプリンセス』で主演マリアを演じます。
広瀬咲楽のライブ活動も増えてきました!
近松開店記念公演『門松』6.7@下北沢・近松(チカマツ)
Salario【蜜・橋詰遼、黒猫チェルシー・岡本啓佑とのユニット】で登場。下北沢に新たにできるライブハウスのこけら落としライブ!
今年初夏にRITROVOピアノ朗読劇『霧のむこうのふしぎな町』、7月TOHOKU Roots Project東北ルーツ音楽室『音楽の時間』に出演します。 画像がないのですが、詳細は各サイトに掲載中です。
僕も負けていられない。
というわけで、6月、是非劇場へ!
よろしくお願いしますm(_ _)m
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はぶ談戯vol.19.5『あ・らかると〜春のアラカルト』無事に終演しました。ご来場、ご声援、誠にありがとうございました。
はぶ談戯には13年ぶりに出演させていただきました。13年って。。。歳とるわけだ笑
でも、お互い厳しい世界の中を続け、くぐり抜けてきたからこそ実現したわけで。そういう意味では非常に嬉しかったし、有難かったです。
そして、面白い俳優さんにも新たにたくさん出会えて、まだまだ俺の世界は狭いなぁと思いました。もっともっと広げていかないと。
僕の出演させていただいた短編は「夫婦台風」。はぶ談戯の女優、長谷椿さんとの二人芝居。30分間、2人で喋り続ける、まさに台風のような夫婦喧嘩のお話。
なぜ、僕がこの夫に起用されたのかは未だに謎ですが、やりがいは非常にありました。でも、客演が久しぶりすぎて、俳優としての引き出しが錆び付いて開かない開かない(笑)
こんなにも自分の心と身体が不自由になっていると思いませんでした。演出家に言われたことは理解している(つもり)なんですが、まったく表現が追いつかない。セリフも覚えられない。・・・正直、自分自身に愕然としました。
常日頃からみんなに言っていますが、俳優は「1日休むと3日分、鈍る」。自分の身をもって痛感しました。これ、やっぱり本当です。僕は役者として休みすぎたので、鈍るどころの騒ぎじゃなかったですが、俳優はやっぱり心と身体を常に動かし続けないとダメですね。
これは絶対年齢のせいじゃない。歳を重ねていてもいい役者はいい役者だもん。
というわけで、日頃の鍛錬をもっとする!という基本的なところに立ち返る公演となりました。
ご来場くださったみなさま、ご声援くださったみなさま、このような機会を与えてくださったはぶ談戯のみなさまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
さ、鍛錬しつつ、次のステージへ。
Back To The Basic. だな。
写真は、観劇に来てくれた作家・益永あずみさんと劇団ハーベストのリーダー・加藤梨里香さん。
ありがとございましたー。
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続きまして、劇団ハーベスト『杜町ペッパージャム』について。
これはですね、長くなると思いますので、副題で仕切りながらお届けします。
長いので、読まなくてもいいです(笑)
まず、全ステージ満員御礼でした!大変窮屈なお席でお客さまにはしんどい環境だったと思います。それにも関わらず終演後に「楽しかった!」とたくさんお声をかけていただきまして、もう感謝しかありません。本当にありがとうございました!
◆プロデューサー広瀬咲楽
毎度のことですが、劇団ハーベストは本当に笑っちゃうくらい大変なんです(笑)今回ももちろん(^_^;)
今回も劇団員がプロデューサーを務めました。第4弾です。山本萌花→松永ミチル→高橋紗良に続き、今回は宮城県仙台市出身・広瀬咲楽がプロデューサーを務めました。もともと彼女は普段そこまで皆にものを申すタイプではないのですが、プロデューサーということで皆への声かけをはじめ、今までの広瀬咲楽とは違う顔をいくつも登場させていました。頑張りました(^ ^)
そうです、杜町の「杜」は杜の都・仙台の「杜」。タイトルからして広瀬色です(^ ^)
広瀬は俳優だけでなくシンガーソングライターとしても活動しています。劇団公演では劇中歌やテーマ曲を作っています。今作では最多の7曲を創りました。
そんな広瀬がプロデューサーなわけですから、今回のテーマは「演劇×音楽」。広瀬から「芝居と音楽を融合したい」というオーダーをもらいまして、作家の益永さんと何度も打ち合わせをして、吐きそうな日々を繰り返しながら(笑)、たどり着いたのが今作です。
◆LIVE×LIVEの模索〜MonsterGirlから〜
演劇と音楽の融合といえば「ミュージカル」があるわけですが、もともとあるジャンルをやっても意味がないわけで、かなり頭を捻りました。で、思いついたのが「LIVEを聴きに来たのか、演劇を観に来たのかわからなくなっちゃうような芝居」。生演奏というのもプロデューサーの希望でありましたので、演劇とライブの同時LIVE感が如何に出せるかが問題でした。
昨年、南青山MANDALAで「MonsterGirl」というSMA主催のライブイベントの演出をやったのですが、そこの更なる進化系というか発展系を模索しました。
昨年末の特別公演『ジェラシックパーク』もこの本公演へのステップとなりました。あの時は生演奏ではなく、いちアーティストの楽曲のみで構成してみるという試みをしました。これも「MonsterGirl」の発展系として模索した作品でした。ちょっとプロデューサー無視になっちゃったけど、結果的に高橋Pも喜んでいたので良しとします(笑)
曲が作れる、しかもとてもいい曲の作れる広瀬咲楽というアーティストがいる劇団なんだから、もっと音楽を有効活用しなくては!というのが僕の中にずーっとありまして、「杜町ペッパージャム」でようやく少し思い描いている形が見えてきたかなという感じです。「MonsterGirl」→「ジェラシックパーク」→「杜町ペッパージャム」と益永あずみさんとタッグを組み続けられたのも、この新しい形を模索するのにとても有難かったです。益永さんもたくさんワガママきいてくれるから(^o^)/
当初、広瀬自身が「プロデューサーと音楽のみで参加するのもアリだと思っています」と言っていたんです。が、広瀬にもキチンと配役もあり芝居に参加する予定だったんです。がが、本格稽古に入る直前に『やっぱり広瀬は音楽隊のみ!』とひっくり返しました。結果、とてもバランスの良い状態になったので、良しとします(^ ^)広瀬のお芝居が観たかった方にはこの場でお詫び申し上げます(>_<)
益永さんの刺さる脚本と広瀬の素敵な楽曲があいまって、とても上質な「LIVE×LIVE」になったと思います。
◆スペシャルなゲストアーティスト
そして、この上質な「LIVE×LIVE」を実現させてくれた大きな要因はスペシャルなゲストアーティストのみなさま。
今回は俳優としてフル稼働してくださったMayuさん。劇中でも何曲も歌っていただきました。そして、パセリップス(架空バンド)のメンバーとして出演くださった蜜・橋詰遼さん、劇団レトロノート・岩崎健一郎。
岩崎健一郎はこれまで6年間、劇団ハーベストのすべての楽曲のアレンジを担当してきまして、ついにお客さまの前に姿を現しました(笑)レトロでも舞台には登場していないのに!広瀬が楽曲を作る前の公演はテーマ曲なども岩崎が作っていたんですよ。まさにハーベストの影の立役者。おそらく200曲近い楽曲をこれまでハーベストに提供しております。
そして、蜜の橋詰遼さん。恐ろしいほどの美ボイス。作家の益永氏は一発でノックアウトされました(笑)橋詰さんの声で歌われる広瀬の曲の美しいこと!中日のアフターライブで披露された「東京」は僕が蜜の曲の中でもっとも好きな曲で、本当に感動しました。蜜は活動休止中ですが、ソロライブもありますので、ぜひライブハウスへ。
で、Mayuさん。今回終演後にお客さまにもっとも聞かれた質問→『Mayuさんはもともと俳優さんなんですか?』。
違うのです、元々シンガーソングライターです。しかも舞台2本目です。それでも、メインの役に配役しちゃう自分と広瀬の勇気にも乾杯!でも、期待を大きく上回る俳優っぷりを発揮してくれたMayuさんを尊敬せずにはいられません。劇中での歌もとても素敵でした。Mayuちゃんは歌っている時の「目」がいいです、グッと言葉や想いを伝えようとする目が。それがキチンと演技にも反映されていたのです。だから、お客さまの心を動かすことが出来たのだと思います。
個人的にはMayuさんの歌を広瀬が歌い、広瀬の歌をMayuさんや橋詰さんが歌う。このコラボ感がたまりませんでした!
◆舞台とスタッフ陣の底力
今回公演を行ったアトリエファンファーレ東新宿。ここは、先月「山田ジャパン」がこけら落としを行った新しい劇場です。新しいが故にまだ色々と模索中の劇場でもあるのです。
今回の「芝居と音楽」という構成と、「奥行きはないけれど間口の広いステージ」を何とか濃密な空間にしたくて、変わった使い方をしてしまいました。新しい劇場なんだから、普通に使えよって感じですけど・・・(笑)
今後、アトリエファンファーレ東新宿に行く機会がありましたら、通常はこんな造りなんだとわかっていただけると思います。今回は美術プランナーがいなかったので、演出家として総合的に舞台を検討してああいった形になりました。多少観づらいお席もあったかと思います。申し訳ありませんでした。
さて、僕が演出するときにいつも付いて下さるスタッフ陣にも今回は苦労をおかけしました。照明さんにも音響さんにも。
音響(岡村さん)なんて、ほぼ生演奏のPAで、芝居の音響らしい仕事がほぼ皆無というとんでもない事になりました。音響素材として出してもらったのは、カウベルと携帯の着信音のみ。あとは全て生演奏でしたから。しかも変形で客席を組んでしまったものだから、音のバランスを組むのに相当苦労されていました。もうしわけないっ!
あとは、お気付きの方がどのくらいいたかわかりませんが、岩崎君の弾いていたアップライトピアノ。あれは、本物のピアノではありません。美術協力で入ってくれた仁平祐也さんが作ってくれたダミーのピアノ。中にはシンセサイザーが仕込んでありました。
8年前に劇団レトロノートの舞台で一度登場したことのあるダミーピアノ、「当時のまだある?」と仁平くんに聞いたところ、リメイクして提供してくれました。本当に素晴らしい出来です。その他、カウンターやレンガの柱など、協力の範疇を大いに越えたお力添えをいただきました。
もちろん、制作のSMAの皆さまにも大変尽力いただきまして、色々とやらせていただきました。久しぶりにこんなに長く公演後期を書いたのも、自分的に何か新しいスタートが切れるような気がしているからかもしれません。
劇団ハーベストも6年目に突入しましたが、まだまだ発展途上の劇団です。でも、発展途上だからこそ出来るチャレンジがあると思うので、そこを彼女たちなりに模索していくのではないかと思います。
歌ったり踊ったりが専門外な若い女子たちの劇団って、なかなかないと思うので、より本格的に演技のクオリティを上げていけるように切磋琢磨できればと思いますので、今後とも劇団ハーベストへのご声援をお願いいたします。
というわけで、とりあえず、まとめ終わり!
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両公演とも、たくさんのご来場、ご声援、誠にありがとうございました!
2017年の年を明けてから、ここまで一瞬でした。
細かい事をほとんど覚えていないくらいあっという間の丸3ヶ月でした笑
覚えているだけ書いておかないと、自分の記憶としても記録としてもマズイので書きます。
まずは劇団スーパーエキセントリックシアター『絢爛とか爛漫とか〜モダンガール版〜』について。
年明けてすぐにSETの稽古が始まりまして、約1ヶ月半の稽古でした。
SETでは今回のような、特に若手女優がメインに入る公演というのがあまりないそうで、出演者の6名はとても気合いが入っていました。新人とはいえ、大きな老舗劇団を支えている若手です。それはそれはみんなやる気にあふれていて、一緒に稽古をしていてとても気持ちが良かったです。
「熱」とか「エネルギー」という言葉がぴったりくる彼女たちは、とにかく稽古に貪欲で、日々の稽古を思い切り楽しんでいました。『稽古が楽しくて楽しくて仕方ない!』っていうのがひしひしと伝わってきました。
飯島早苗さんの名作「絢爛とか爛漫とか〜モダンガール版〜」は戯曲そのものがとても面白い作品です。ただ、演じる方はたった4人で2時間強話し続ける膨大なセリフ量と、(昭和初期の物語なので)所作や言葉遣いの難しさなど、新人公演にしてはかなりハードルの高い作品でした。
本自体が面白いのに、それがつまらなかったら、それこそ僕の責任です(~_~;)なんだかんだと必死でした。が、彼女たちの稽古時間外での努力も相まって、ダブルキャストで稽古時間も限られてはいましたが、お客様にもとても楽しんでいただけたようですので、ひとまずホッとしています。飯島早苗さんにもご来場いただき、本当に嬉しかったです。
新しい出逢いと素晴らしい機会をくださったスーパーエキセントリックシアターの大関真社長には感謝感謝です。
大関真社長なんて書いてしまったけど、写真のほったま(堀田勝)や久下ちゃん(久下恵美)をはじめ、SETの面々とはいろんなところで一緒になっているので、様々な場所で繋がっていた縁をゼッキー(大関真)がひとつにまとめてくれた感じなのです(^ ^)
ゼッキーや久下ちゃんとはもう十数年の付き合いです。長いこと演劇界で共に闘ってきた同世代の仲間にこうして呼んでいただけて本当に僕は嬉しかったのです!
笑いの絶えないあっという間の1ヶ月半でしたが、笑いながらももがき苦しみ続けた6名の女優陣の今後のさらなる活躍が楽しみで仕方ありません。
ほんっと、みんないいヤツら(^ ^)素敵女子さ。がっつり組み合ってくれた立川ユカ子、西郷みゆき、安川里奈、山城屋理紗、木下桜、佐鳥由依にぜひご注目ください!
そして、今回大変お世話になりましたSET制作のみなさま、いつも僕の演出にお付き合いくださるスタッフの皆さまに感謝申し上げます。
連日の満席、階段の桟敷席でご覧下さったお客さまもいらっしゃいました。本当に本当にたくさんのご観劇、誠に誠にありがとうございました!
次は、劇団ハーベストの話を。
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SETのイキの良い女優陣と日々稽古に励んでいます。ぜひぜひ劇場に足をお運びください!
みなさまのご来場、心よりお待ちいたしております!
ご予約はこちら↓
https://www.quartet-online.net/ticket/set_labo_1st?m=0adacfa
以下、公演の詳細です。
劇団スーパー・エキセントリック・シアター新人育成公演
SET LABO
『絢爛とか爛漫とか〜モダンガール版〜』
2017年2月16日(木)〜19日(日)
@中野・劇場HOPE
■脚本:飯島早苗
■演出:中村公平
■出演
立川ユカ子(絢)
西郷みゆき
安川里奈
山城屋理紗(漫)
木下桜(漫)
佐鳥由依(絢)
■日程
2017年2月16日(木)〜19日(日)
2月16日(木)19:00絢
2月17日(金)19:00 漫
2月18日(土)13:00 漫/17:00 絢
2月19日(日)12:00 絢/16:00 漫
※開場は、開演の30分前。
※未就学児入場不可。
※一部ダブルキャストでの出演となります。
絢爛:立川ユカ子・佐鳥由依
爛漫:山城屋理紗・木下桜
■会場
劇場HOPE
東京都中野区中野3-22-8
◆JR中央・総武線/東京メトロ東西線
『中野駅』南口より徒歩5分
※駐車設備はありません。車・バイクでのご来場はご遠慮ください。
■料金(日時指定・全席自由席)
[前売]3,500円 [当日] 3,800円
■チケット取扱
・カルテットオンライン
こちらをクリックしてご予約ください。
2016年も無事終わろうとしています。
今年も多くの皆さまにお世話になりました。
ありがとうございました。
まずは先日終演しました劇団ハーベスト冬の特別公演「ジェラシック・パーク」へのご来場、ご声援、誠にありがとうございました!3週間弱しか稽古期間がなかったのですが、我ながら結構挑戦的にやることができました。まだまだ課題はありますが、ひとまず2016年を「前のめり」な感じで終えることが出来、良かったと思っています(^ ^)
年明けの劇団ハーベスト5周年記念イベントからスタートした2016年。
今年は新たにレッスンを担当させていただく場所も増えたりと、出逢いも多い年となりました。
私事ですが、昨年の大晦日と明らかに違うのが子どもの成長した姿。
娘が1歳10ヶ月になりまして、昨年の大晦日はまだ立ってもいなかった子が、今では自己主張満々で話しかけてきます。
「おとさん」「おきて」「ねんね」「ごはん」「いやーーーー!」
話せる単語は少ないですが、明らかに僕の話している内容はわかっています。
人って本当に成長するんだなぁ。なんて当たり前の実感をしています。
子どものお陰で「人の成長」を目の当たりにし、僕自身もレッスンを受けてくれている多くのみなさんも「まだまだ伸びしろあるな」とニンマリしている年の瀬です。
劇団ハーベストも個人活動が目立ってきました。
久保田紗友は1月12日よりNHKの朝ドラに出演します。自分のことのように嬉しいです。加藤梨里香も舞台『BigFish』に出演します。僕が客席で見ていたスター達と競演です。青山美郷も12月まで連ドラに特異キャラクターとして出演していました。広瀬咲楽もライブ活動を本格的に始めましたし、高橋紗良も2月には錦織激団に出演です。
まだまだそれぞれの活躍が広がりそうな2017年。
彼女達へのご声援もよろしくお願いいたします。
劇団レトロノートは休止を宣言しましたが、止まる事なく歩みたいと思います。次のステージは自らの足で見つけねば!レトロノート劇団員へのご声援もよろしくお願いいたします。
僕はというと、新年一発目は劇団スーパーエキセントリックシアター新人公演の演出です。先日顔合わせしてきましたが、さすがSET。魅力的な女優陣が揃っています。ぜひこちらもご声援お願いいたします!
SET LABO公演
「絢爛とか爛漫とか〜モダンガール版〜」
【作】飯島早苗 【演出】中村公平
【日程】2017年2月16日(木)〜19日(日)
【会場】劇場HOPE
【出演】立川ユカ子 西郷みゆき 安川里奈
山城屋理紗 佐鳥由依 木下桜
※一部ダブルキャスト
さあ、今年もあと2時間。
紅白歌合戦を見ながら年越しします。
みなさま、今年も本当にありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
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先日、劇団の活動休止と深沢さんの退団の発表をさせていただきました。
詳しくは劇団サイトをご覧ください。
15年かぁ。。。
いつの間にか15年も劇団レトロノートをやってきました。
このブログも2004年から飛び飛びですがスタートしていますので、12年。いやはやビックリです。
15年目の公演を終えてみて、改めて「ひとつの事を続ける事」の難しさを感じつつ、でもそんな難しさなんて感じながらやってきてなくね?的な考えもあったりします(^^;
駆けている時はアドレナリンが出ていますからね、何も気にせずいられます。ふと休んだ時にどっと疲れが出るもんです。でもね、そろそろその疲れを一度味わわなくてはいけないのではないかと思っています。味わわないからいつまで経っても何かやっている気になってしまうんです。もちろん出来ることはやってきました。でも、何に向けた熱を持った場所なのかをもう一度確認する必要があったのです。
深沢さんが自ら座長になりたいと申し出てくれた3年前、我ながら実直に続けてきて良かったと思いました。ただ、実際はそれだけではいけないのです。その先にどう実直さを保ちながら、次の一手が打てるのか?ここが大事なわけです。その一手をなかなか見つけられないまま15年間駆けてきた気がします。どっと来るであろう疲労感を感じながら、我を振り返り、先を見据える目をそろそろ持ちなおさなくてはいけないと思いました。
実はですね、ここだけの話、解散も考えました。
でもやっぱり辞めるのは簡単なんです。きっと僕は劇団活動がなくなったら楽になります(笑)
自分の団体はやりたい事が出来る代わりに金銭的にも精神的にも相当な圧がかかるわけです。そして長く続けていればいるほど「やりたい事」が全て出来るわけではなくなってくる。不思議なもんです。やりたい事ができるから発足したはずなのにそれだけじゃなくなる。なんでやねん!って思うけど、そういうもんです。一人でやっているわけではないですから。多くの皆さんの力を借りて続けてこられた事なんだから。
1年に1度しか公演を打たない僕らですから、『休止』なんて表明しなくても、一年の大半を休止しているようなもんです。(※実際は1年通して準備してるんですよ!)だから「そんな表明しなくてもいいんじゃね?」みたいなご意見もいただいたりもしたんですが、自分たちのケジメのために表明しました。ま、エゴと言ってしまえばエゴなのですが。。。
終演後、お客さまに「来年も楽しみにしているよ!」とか「毎年秋の恒例行事です」なんて言ってただけて本当に嬉しいのに、裏切るような形になってしまい本当に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、わがままですみません。15年間のご声援に感謝しつつ、充電いたします。
と言いつつ、例年通り2017年の秋にやっちゃったりして・・・。気まぐれ感満載で少し過ごします。気まぐれシェフ的な(笑)どなたかがおしゃってくださった「休止」ではなく、「休憩」だと思っていただければ。ちょっと腰を下ろして、休憩です(^ ^)
人生ってのは上手く出来ているなぁと改めて思います。
全てがポジティブに運ぶなんて事はなくて、どこの家もひとつやふたつ何か問題を抱えているように、誰の人生にも何かしらの影があって、その影とどう向き合い、一緒に暮らしていけるのかなんですね、結局は。
ブログも下書きゾーンに劇団ハーベストの「真っ向ガール」の公演後記も「黄昏バックオーライ」の公演後記もさいたまの子ども達の話も書き途中で止まっています。そして、それらをすっ飛ばしてこの記事を書いています。僕のブログの下書きゾーンは「水溜まり」ならぬ「言溜まり」。
言いたい事も伝えたいことも山ほどあるし、公演が終わったらお客様に感謝の言葉と作品を創っての言葉を並べたくなる。
「こんな人と出会いました」「こんな人のこんな面白いところを発見しました。」エトセトラエトセトラ。。。
でも、いつも言葉が足りず納得できない。これじゃ伝えたいことが伝わらないなぁ。とアップをやめてしまいます。このブログも休止発表当日からずっと書いています。
自分的にはまだまだ納得いきませんが、とりあえず、もうアップしちゃいます。
休止発表してからホームページ以外でご挨拶できていないこと、申し訳ありませんでした。
辞めるわけでもなんでもなく、まだまだ続きますので、今後ともよろしくお願いいたします。
取り急ぎ、宣伝!
年末!年の瀬!と言えば、、、
劇団ハーベスト冬の特別公演
『ジェラシック・パーク』
2016年12月23日(金)〜28日(水)
アトリエファンファーレ高円寺
ぜひご来場ください!!
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一昨日、劇団ハーベスト第10回公演『真っ向ガール』の幕が無事開きました。
初日はLINE LIVEで生中継もしていただき、大変盛り上がる良き初日となりました。ご来場くださった皆さま、ご視聴くださった皆さま、ありがとうございました。
第10回ということで、ある種「お祭り」のような作品にしたいと思い、プロデューサーの松永ミチルや作家の田中大祐さん、SMAのスタッフの皆さんと話し合いを重ねてきました。
稽古に入ったら、やりたいこと、ぶっ飛んだ役作りへの演出も含めて、序盤は役者を混乱させるほど色々試しました。時間がなくても、なにか新しい要素をメンバーの中に見つけたかったし、一緒に14回も公演をつくっている身としては、慣れるような環境を作りたくなかったので。
少ない稽古時間はかなり心を圧迫しましたが(笑)、でも結果が全てですから、時間がないからやりたいことをやらないのではなく、それでもやって、時間内に仕上げるしかない…そして観ていただいて、面白いか面白く無いか、です。
常に新鮮に、けれど重ねて。
面白い時はみんなのお陰。
つまらない時は演出家の責任です。
千秋楽まで、この公演がお客さまに楽しんで頂ける作品として受け入れていただけるのか、僕にとってのドキドキタイムは続きます。。。
むずかしいことをやさしく、
やさしいことをふかく、
ふかいことをおもしろく、
おもしろいことをまじめに、
まじめなことをゆかいに、
そしてゆかいなことはあくまでゆかいに
井上ひさしさんの言葉を常に胸において。
劇団ブログ→【RetroBlog!】
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6月17日に39歳になりました。
たくさんのお祝い、メッセージありがとうございました。
SNSとかすごい数のお祝いを頂きまして、びっくりしました(^o^)
ありがとうございました♪
まだまだ頑張れそうです(^^)
上の写真は同い年の響・長友さんと。
なんだかんだと結構たくさん一緒にお仕事させていただいています。同い年で芸能の世界できっちり立ち続けている強い男。
先日のレッスンでは、ハーベストのメンバーだけでなく、僕が担当させていただいているSMAの新人アーティストのみんなもお祝いしてくれました。毎年、こうしてたくさんの人にお祝いして頂けて本当に幸せなことです。
芝居も、というか、仕事って、というか、生きるって『縁』が全てだと思っています。
一人で生きているフリしたって、結局誰かの支えの上でしか人は生きられないし、結局大なり小なり誰かに迷惑をかけながら生きていますよね、きっと。
いつも誰かに頼らせてもらっている分、誰かの頼りになれるように生きなくては。と思います。
人はいつのまにやらでも支え合いながらしか生きられないんだから。
でも、勝負をする時は常に自分との闘い。やるかやらないかは全て自分次第。
誰かの迷惑も背負う覚悟で決断し、きちんと恩返ししながら生きていく。
そんな素敵な大人になりたいなぁ。と思います。
まずは、一番近くにいる家族とレトロたちとハーベストたちに最大級の感謝をしつつ、40代に向けて助走を開始します。
今年は人生で一番たくさん『サンキュー』を言う年にします。
30代まで僕に関わってくれた全ての人に、縁に、サンキューを。
今後ともよろしくお願い致します☆
劇団ブログ→『RetroBLOG!!』
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